家具の素材選びが目的ではありましたが、戸沢さんのご自宅の素晴らしい空間と、工場をご案内いただいて、お昼をごちそういただき、夕方の5時まで、またもや戸沢さんのおもてなしのお陰で、楽しい充実した時間を過ごさせていただきました。
工場のとなりにある、自宅兼事務所の建物は、感動的な素晴らしい建築で、是非、中村さんにもご紹介したいと思っていました。
吹き抜けの天井まである大きな窓からの、200坪に渡る庭の緑の眺めは、台風が接近しているという雨模様であるにはかかわらず、とても気持ちのいいものでした。
戸沢さんと中村さんの建築談義にも花が咲き、時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、本来の目的である材料選びも・・・30分程ではありましたが、工場で、いろいろな種類の木材を並べてご用意いただいていて、こちらも実際に使用する事を決めた珪藻土の壁のサンプル(H-7)と、床材のサンプルを並べて、中村さんの意見を聞きながら、決めました。
中村さんのこれまでの建築では、かなり明るい木の色を使う事が多かったですが、今回は壁の色が少しベージュがかっているので、家具の色も、少し色の着いているものを選びました。模様がはっきりとした濃いこげ茶の面白い素材などもありましたが、中村さんが「伊波さんには、上品な感じがいいと思う」とおっしゃって下さって、木目の模様も落ち着いたものを選択しました。
我が家の家具の話しはそこそこに、また事務所に戻って戸沢さんが携わっているプロジェクトのお話なども伺ったり、茶室をご案内いただいたり、とても充実したひと時を過ごして、台風の中、埼玉から神奈川へ車で戻ってきました。
こんなにすごい方に作っていただく家具、どんなものが出来上がるか、本当に楽しみです。