この日は、住宅用の壁材として使う珪藻土の商品案内パンフレットの制作のため、ライターさんの取材でした。
営業の方が、分かりやすく商品の特徴を説明して下さったのですが、珪藻土の威力には驚き。
実は、11月に完成する我が新居にも、このメーカーさんの一番性能のいい(配合率が高い)珪藻土を壁に使わせてもらうことになったので、いつもに増して、関心をもって話しに聞き入ってしまいました。
「ビニールクロスの部屋」と「MPパウダー(珪藻土)の部屋」と書かれた2つのプラスチックケースは、それぞれの壁にビニールクロスと、珪藻土が張られています。
どちらにもお湯の入った紙コップを入れ、しばらく様子をみるていると・・・
ビニールクロスの部屋は、どんどんケース内が水蒸気でくもっていくのに、珪藻土はクリアなまま。
温度計/湿度計の数字を見ていても、どちらも室温は、同じ27度なのに、ビニールクロスの部屋は、湿度がどんどん上がり、10分も経過すると、湿度が95%に!
一方、MPパウダー(珪藻土)の部屋は、湿度がほとんど上がらず51%のままなのです。
珪藻土は調湿機能が優れ、湿度を常に40〜60%に保つそうなのです。
また同じ温度でも、湿度の違いにより体感温度が違うと言われますが、実際に、同時にそれぞれに両手を入れてみると、MPパウダー(珪藻土)の部屋の方が、ひんやり感じました。
しかも、このメーカーさんの珪藻土は、他の一般メーカーさんの珪藻土よりも、質の高い珪藻土(メソポア珪藻土)が使われ、さらに配合率もとても高いのです。
よく「珪藻土の壁」として販売されているものは多いですが、珪藻土が配合されてさえいれば、その配合率は低くても、珪藻土の壁として販売できてしまうそうで、MPパウダーのような配合率の高いものは、ほとんど販売されていないそうなのです。
壁の色については、このメーカーさんで3ランクの商品を出していて、配合率が低めのものは、色は真っ白に近く、高いものは、色がベージュがかっているので、真っ白な壁をイメージしていた私は、ランクの低めのものにしようかと考えていたのですが、営業さんの「ぜひ伊波さんには、高性能のものを使って頂きたい」とおすすめして下さったので、一番性能の高いHシリーズを使用することにしました。
壁の色もデザインの発想を変え、壁のベージュがかった色を基調として、天井や床材、扉の色を決めていけば、うまくすれば和のイメージもプラスされた、落ち着いた空間ができるのではないかと考えています。
調湿効果の高い珪藻土の空間を、身をもって体験できるなんて、本当に楽しみです。
それにお仕事の面でも、体験に基づいた説得力のある販促ツールも制作できるのでは、と期待しています。