2009年03月24日

企業哲学

この日の夜はクライアント会社の課長さんにお誘いを受け、目黒雅叙園にて行われたVAVクラブのイベントに参加してきました。

前半のゲストスピーチではセコムの木村会長の講演でした。
その中でセコムの企業哲学の話しが印象的で、会社を経営する上で非常に共感できる重要なキーワードを見つける事ができました。

すべての事に関して、セコムの判断基準は
「正しいかどうか」と「公正であるかどうか」である
という企業哲学。

「儲かっている会社ですね」「大きな会社ですね」「売上げの高い会社ですね」
そんな言葉よりも
「いい仕事をしている会社ですね」と言われたい
という創業理念。

自己を律する考え方と、
自社のためだけでなく社会に貢献する
という理念を持つこと。
そして、おのれ中心の考え方でなく
利他の心を持つこと。

この理念で会社が動き、日々の上司、社員の判断と行動で会社の風土が作られる。
行っている事とやっている事が一致しているか。

これらの言葉が私の胸に響きました。

これらを理想としても実現するのはとても難しい。
でも私も、目指していた理念であることを再認識し、また私の胸に刻みました。
非常に貴重な時間となりました。



以下がセコムの憲法となる「事業の憲法、運営の憲法」の抜粋です。

・・・・・・・・・・・・
哲学・価値観の形成
風土の形成・・・風土は、日々の判断・行動で決まる

セコムの提供するサービスシステムは
人々の安心・よりよき社会のためのサービスシステムである
この基本から外れる事業は行ってはならない

他のいかなる組織が実施するよりも、
セコムが事業化し実施することが最適かの判断が重要
他の組織が最適な場合はその方が会社にとって有益

利益はよい商品を提供したことに対して
社会から与えられる報酬であり、それが企業の正等利潤である
セコムが新しい事業を考えるとき、まず第一に考えるべきことは
社会の利益に反しないか、よりよき社会へのためになるかを検討すべきなのである

すべての事に関して、セコムの判断基準は
「正しいかどうか」と「公正であるかどうか」である
ここでいう正しさ公正さとは、我々が生活する社会に対してのものであって
我々にとってとか、セコムにとっての正しさ公正さではない
・・・・・・・・・・・・

セコムの哲学(事業の憲法、運営の憲法)より



posted by Sachiyo Inami at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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