2009年03月22日

わかお・みー展〜ひりひりする感覚、きゅんとする瞬間〜

090322わかお・みー1.jpg
今日は、目黒のレストラン&ギャラリー ルペロで行われている二人の作家の二人展を見てきました。

写真作品のみーさん、半立体のイラスト作品と立体オブジェを制作しているわかおさん。
「ひりひりする瞬間、きゅんとする瞬間」というタイトルにあるように、作品をみているとなぜかそういった感情が私の心にも響いてくる・・・。

これがアートの本質であることを思い起こしながら、作品と私の心との対話を楽しむことができました。



アートとは、ただ美しいものを作ればいいわけでなく、その美しさという尺度とは別の、もっと深い心的な部分でのアーティストの世界観と表現力が重要になってくるものです。
その作品が見る人の心(無意識)に「何か」を残すことが、アートの存在意義だと思うのですが、それは決してただの美しさや心地よさだけではない、もっと刺激的な衝撃、例えば不安感や、恐怖感、不思議さ、違和感など、、、マイナス要素として働く可能性のある感情部分こそが、強く鑑賞者の無意識に働きかけることがあるもので、それが「ひりひり」「ぎゅっ」といった感情なんだろうと、今回の作品と展覧会タイトルをみて考えていました。

090322わかお・みー2.jpgその一方で、この二人の作品の構図バランスを含む構成力は非常にセンスがよく洗練され、その意味においてはきれいに作品を仕上げているのです。それが作品の完成度を上げることに成功させていて、「上手いなぁ」と思わされてしまうところです。
二人ともはじめての展覧会ということなのに、とてもそのようには思えない完成度の高い展覧会で、このお二人のアーティストとしての今後を期待できるものでした。



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実際にみーさんの作品「月面菜園」は雑誌「デジタルカメラ」で入選したそうで(写右写真)、わかおさんも今年夏の新宿眼科画廊での個展が決定しているとのこと。



あと特筆すべきことは、二人とも作品コンセプトが冴えていること!
アート作品にとってコンセプトが重要となる場合が多いですが、みーさんの写真作品タイトルのひねりといい、言葉を添えることで写真の作品性を高めてくれていました。
090322わかお・みー6.jpgまたわかおさんの作品(写真左)は、あえてタイトルをおかず作品の下にQRコードを設置して、携帯電話で作品説明を読むことができるというもの。
二人とも言葉の扱い方がそれぞれに洗練されていて、面白かったです。




またこの二人のコラボレーション作品が面白く、自転車の車輪にテレビ画面を乗せ(わかおさん作)、その画面からは、みーさんの写真をくるくる回しながら見ることができるというもので、この冴えにも頭が下がる思いでした。
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展覧会情報:
開催場所:カフェレストラン&ギャラリー ルペロ
     東京都品川区上大崎3-5-18
開催日程:2003.3.17(火)〜3.22(日)
     *すみません!今日が最終日でした。。。
webサイト:ヒリヒリとキュンのもくろみ





posted by Sachiyo Inami at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アート&デザインレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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